溶連菌の検査と治療

3種類の検査方法

溶連菌に感染しているかどうかを検査するには、A群溶血性連鎖球菌迅速診断キット、咽頭培養検査、血液検査の3種類の方法があります。

ただし、溶連菌感染症が悪化して、溶連菌急性糸球体腎炎などになってしまった場合には、尿検査が必要になります。

A群溶血性連鎖球菌迅速診断キット

喉の赤く腫れている部分を綿棒などを使って擦り、数分間培養して溶連菌を調べます。A群溶血性連鎖球菌迅速診断キットはすぐに結果がわかるのが特徴です。

咽頭培養検査

綿棒で喉の菌を取って検査しますので、溶連菌だけではなく他の細菌も調べることができます。その分、結果が出るまでには数日かかります。

血液検査

血液検査では白血球が増えたり、炎症の数字を示すCRPが上昇しているかなどを調べます。同時に溶連菌以外の病気も発見することが出来ます。

抗生物質中心の治療法

溶連菌は昔は治療が困難な病気と言われていましたが、最近では抗生剤を投与し、楽に治療することができるようになりました。

抗生物質中心の治療法溶連菌の治療にはペニシリン系かセフエム系の抗菌剤が有効と言われており、服用してから2日以内に熱が下がり、感染力はほとんどなくなります。

薬は1週間~10日ほど続けて服用するのが通常です。途中でやめてしまうと再発したり、溶連菌急性糸球体腎炎になってしまうこともありますので気をつけましょう。

また、溶連菌はなるべく短い期間で完治させておかないと、病巣感染が作られてしまい、アレルギー反応で同様に溶連菌急性糸球体腎炎やリウマチ熱になってしまうことさえあります。

溶連菌感染症と診断された場合は医師の指示に従い、薬は最後まで服用しましょう。

ただし、溶連菌に感染したからといって、必ず溶連菌急性糸球体腎炎やリウマチ熱になるというわけではなく、体質などの要素も関係しています。

ペニシリン系の抗生剤で予防

溶連菌急性糸球体腎炎などの合併症を防ぐためにも、1週間~10日はペニシリン系の抗生剤を継続して服用します。

ペニシリン系の抗生剤は溶連菌に対して、抜群の強い効果を発揮すると言われているものですが、まれにペニシリンに対してアレルギー反応を示す人もいますので、その場合は違う抗生剤を使用します。

溶連菌にはワクチンがありませんが、家族の中で溶連菌の感染者が出てしまった場合には、抗生物質の予防内服という方法で感染しにくくすることもできます。二次感染を予防するために家族全員がペニシリン系の抗生物質を4日間ほど服用します。

また、溶連菌に感染して皮膚のかゆみが強いときには、かゆみを抑える抗ヒスタミン剤を内服したり、ヒスタミン軟膏を使用します。

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