溶連菌はくしゃみや咳などの飛沫感染によって、人から人に感染する細菌です。インフルエンザやはしかのような強い感染力ではないですが、それでも家族間では全員が同じ症状になることもあります。
一方、どの病気でも個人差があるため、感染しているのに特に症状が出ない場合もあります。
ただ、溶連菌感染症は子供だけではなく、大人も免疫力が低下しているなら感染しますので要注意です。
中でも姉妹兄弟は最も感染しやすく、その両親も感染します。溶連菌の感染率は兄弟間では約50%、親子間では約20%との統計もあるくらいです。
子供が溶連菌に感染したときには、家族全員がペニシリン系の抗生剤を4日間ほど内服すれば、予防することもできます。
溶連菌感染症は風邪よりも重い症状になりますので、学校や会社は休むことになりますが、すぐに回復した場合はどうすれば良いのか悩む方も多いです。
溶連菌感染症は飛沫感染ですので、他の人にうつさないためにも感染後の2~3日は学校や会社は休むのが基本です。症状が良くなっても1度は病院に行って、専門医の許可が出てから登校するようにしましょう。
発疹が出ているなら消えるまで安静でいるのが望ましいです。発疹は温かいとかゆみが強くなるので、あまり暖め過ぎないようにします。
溶連菌に感染しても熱が下がればお風呂に入ってもかまいませんが、長湯はしないで軽く湯船につかる程度にします。
子供が寝ているときは爪を短く切っておき、肌を掻き過ぎて傷をつけないようにします。
学校、保育園、会社などの人が多く集まる場所では、冬場は特に溶連菌だけではない細菌も感染しやすいです。ウイルスを予防する基本はマスクをすることです。
マスクは口だけでなく、鼻腔をしっかりと覆うようにして、なるべくウイルス除去効果の高いものを装着することが望ましいです。基本的には1日1枚の交換するか、内側に付けるガーゼを毎日取り替えます。
また、溶連菌の流行タイプは5種類ほどあり、繰り返し感染することもありますが、その度に免疫ができて5回以上はかからないとされています。
溶連菌は喉の痛みを伴うので、熱いもの、辛いもの、酸っぱいものなど、刺激が強い食べ物は食べない方が良いです。水分補給をしっかり行って、トローチを舐めて喉越しを良くすると楽になります。
2日以上経っても熱が下がらない、喉の痛みが激しい、食欲もなく栄養が十分に摂れない場合は、再度、病院で診察します。
溶連菌二次症による合併症が最も危険ですので、薬はしっかり最後まで飲みきり、きちんと完治させることが重要です。
溶連菌に感染しやすい季節は空気が乾燥しやすく、窓をあまり開けなくなり、空気の換気が悪くなりがちな晩秋から初春にかけてです。
ただ、季節に関係なく、毎日のうがいや手洗いで多くの病気の予防ができますので、自己管理を徹底したいものです。